松波人形キリコ祭り2026
能登町松波地区で毎年7月の第4土曜日に行われる松波人形キリコ祭りは、能登半島を代表する特徴的なキリコ祭りの一つです。それぞれのキリコには手作りの人形が飾られており、能登に数多くあるキリコ祭りの中でも、ひと目で分かる独特の姿が特徴です。
沿革
祭りの起源は1811年にさかのぼるとされ、当時、地域の若者たちが町の祇園祭にキリコを取り入れたのが始まりと伝えられています。その後、この風習は周辺の地域にも広がり、それぞれの地域で独自のキリコが作られるようになりました。次第に彫刻や紋、そして現在では祭りの最大の特徴となっている手作りの人形などが加えられていきました。20世紀初頭には、電線や電話線に対応するためキリコが小型化されましたが、その伝統は200年以上にわたって受け継がれています。
「人形」とは?
「人形(にんぎょう)」とは、日本語で文字通り「人の姿をしたもの」や「人形」を意味します。松波人形キリコ祭りでは、それぞれのキリコの正面に大きな手作りの人形が取り付けられています。
祭りを訪れて
到着すると、約6基の大きなキリコと2基の小さなキリコが、内浦総合福祉センター前に並んでいました。参加者たちは巡行に向けて最後の準備を進めており、午後4時過ぎになると、キリコが1基ずつ松波神社へ向けて出発しました。




この祭りを特に印象的なものにしているのが、キリコに飾られた手作りの人形です。歴史上の人物や昔話・伝説に登場する人物を題材にしたものがある一方で、人気アニメのキャラクターなど、現代的な題材を取り入れた人形も見られます。伝統的な祭りの中に現代の文化が取り入れられているのが興味深いところです。巡行には神輿のほか、担いで運ぶキリコ、子どもたちが動かす車輪付きの小さなキリコなどが参加し、家族で祭りに参加する姿も多く見られました。



午後の巡行に出発するキリコを見送ったところで、記録を終えて帰ることにしました。ちょうど家に帰って夕食の準備をするのに良い時間でした。また、職場の同僚が一緒に祭りへ連れて行ってくれたおかげで、無事に帰ることもできました。まるで一時的に家族の一員として迎えてもらったような気分でした。おまけに、素敵なご家族やお子さんたちにもお会いすることができました。
キリコ祭り巡りの始まりとなった松波人形キリコ祭りを振り返ると、まさか3か月の間に約20もの祭りを訪れることになるとは、当時は思ってもいませんでした。インターン中に出会った方々が、まだ知り合って間もない私の研究への関心をとても温かく応援してくださったことを、本当にありがたく感じています。
おまけ: 夜の祭りを見ることはできませんでしたが、祭りに興味のある別の同僚が、その日の夜に撮った写真を送ってくれました。どうやらキリコは、午後の巡行に出発する前に並んでいた場所へ、再び戻ってきたようです。






