寺家キリコ祭り 2026
珠洲市三崎町寺家で行われる寺家キリコ祭りは、能登半島でも特に大きなキリコが登場することで知られています。最大のキリコは高さ16.5メートルにも達し、輪島塗や金箔、精巧な彫刻が施されています。祭りは夜通し行われ、キリコが神輿とともに町内を練り歩きます。夜明け前には、須須神社で火の上を歩く迫力ある神事が行われます。
沿革
この祭りは、2000年以上前に創建されたと伝えられる須須神社の秋季例祭として行われています。神社の伝承によると、キリコが神輿に供奉するようになってから約250年になるとされています。20世紀初頭には、6基のキリコが祭りに参加していたことが記録に残っています。現在見られるキリコの華やかな漆塗りや彫刻、金箔・銀箔による装飾は、江戸時代後期から明治時代初期にかけて発展したものとされています。
祭りを訪れて
事前に調べた情報では、寺家キリコ祭りは21時頃から始まる予定でした。大谷の祭りを見た後、まだ明るい時間でしたが、せっかくなので祭りの様子を少しでも見られないかと思い、寺家を通ってみることにしました。



到着したのは16時30分頃。まず須須神社の前を通りましたが、キリコは見当たらず、少し残念に思っていました。ところが、そこから数分ほど車を走らせると、遠くからでも分かるほど大きなキリコが立っているのが見えてきました。
4基のキリコが並び、すでに巡行が始まっていました。青空の下、海を背景にそびえ立つキリコはとても印象的でした。全体の形はこれまで他の地域で見てきたキリコと似ていますが、何もかもが一回り大きく感じられます。特に、横に伸びる担ぎ棒は非常に太く、人の顔ほどの大きさに見えるほどでした。




これほど大きく重いキリコなので、車輪が取り付けられ、地元の人たちが押したり引いたりしながら動かしていました。装飾も、これまで訪れた地域のキリコとは少し違った印象でした。これほど巨大なキリコでありながら、細かな装飾や丁寧な造りがしっかりと残されていることにも目を引かれました。
キリコが進んでいた方向から、須須神社へ向かっているのではないかと思いましたが、その時は神輿が別の方向へ進んでいるように見えました。
私たちは30分ほど見学し、17時頃には帰ることにしました。夜の祭りまでは見られませんでしたが、短い時間でも、寺家のキリコの迫力ある大きさと美しい造りを十分に楽しむことができました。





