沿革

沖波大漁祭りの起源は、沖波諏訪神社と深く関わっています。同神社の御祭神は、古くから海から漂着した神として伝えられており、また、穴水町の諸橋稲荷神社の分社であるともいわれています。こうした地域に伝わる信仰が、祭りの海中神事にも反映されています。キリコを海へ担ぎ入れ、禊(みそぎ)を行うことで身を清め、大漁と海上安全を祈願します。


祭りを訪れて

珠洲から沖波までは車で約1時間かかります。私たちは午前10時少し前に到着しました。地域に足を踏み入れた瞬間から、すでに祭りの雰囲気が感じられました。家々の前には提灯が吊るされ、祭りの会場に近づくにつれて、太鼓の音も次第に大きくなっていきました。

驚いたことに、私たちはすでに少し出遅れていました。事前に読んでいた記事では、キリコが海に入るのは午前10時頃とされていましたが、午前9時40分頃には、砂浜に残っているキリコはすでに1基だけでした。他の4基は、浜から約20メートル離れた場所に並んでいました。

最後の1基も海へ向かって担ぎ出され、その間もキリコの中に座った太鼓打ちが太鼓を叩き続けていました。集合場所まで到着すると、キリコはしばらく休んでいるようでした。

その後、キリコは円を描くように練り歩き始めました。太鼓や笛の音、担ぎ手たちの掛け声が辺り一帯に響き渡ります。キリコが海の中を進む中、「ヤッサイ、ヤッサイ!」という掛け声も聞こえてきました。

日本語ja日本語日本語